新築一戸建て 間取り

子供部屋の仕切りはあとからでOK!費用を抑える方法と失敗や後悔をしないための注意点

子供の成長に伴い、プライバシーの確保や学習環境の整備のために部屋を仕切る必要性が出てきます。
この記事では、後から子供部屋を仕切る際の費用や工事内容について、具体的な数字とともに解説します。

仕切り方法と費用の目安

1.可動式パーテーション :費用の目安 3〜15万円


【間仕切り】【オーダー214,775円〜】プレイス スウィング タチカワブラインド 標準タイプ 移動収納+開き戸__tb-ps-slide

天井に取り付けたレールに沿って移動できる間仕切りが代表的なものとなります。
必要に応じて開け閉めができ、子どもの成長に合わせて空間を柔軟に変更できるのが特徴です。
完全な遮音性はありませんが、手軽さと使い勝手の良さから人気の高い選択肢です。

  • 簡易タイプ:3~8万円
  • 防音性能付き:10〜15万円
  • 工事期間:1日
  • DIY可能なタイプもあり
  • 将来的な変更が容易

2.アコーディオンカーテン :費用の目安 3〜8万円


【既製・即納】アコーディオンカーテン

最も手軽に設置できる仕切り方法です。蛇腹状に折りたためるため、収納時はコンパクトになります。
完全な個室感は得られませんが、視線を遮る程度のプライバシーは確保できます。費用対効果が高く、賃貸住宅でも対応しやすい方法です。

  • 標準タイプ:3〜5万円
  • 防音・遮光タイプ:6〜8万円
  • 工事期間:半日
  • 取り付けが比較的簡単
  • コストパフォーマンスが高い

3.固定式間仕切り壁 :費用の目安 15〜30万円

本格的な個室を作るための工事です。通常の壁と同じように建具を設置でき、高い遮音性と個室感が得られます。
子ども部屋を完全に分けたい場合の理想的な選択肢ですが、工事費用と工期が他の方法と比べて大きくなります。

  • 軽量鉄骨下地:15〜20万円
  • 防音仕様:25〜30万円
  • 工事期間:2〜3日
  • 高い遮音性と個室感
  • 電気配線の追加工事が必要な場合あり

費用を抑えるためのポイント

1. 時期の選択

工事の時期選びは予算に大きく影響します。
3月から4月の引越しシーズンは工務店も混み合い、職人の人件費が上がる傾向があります。逆に、10月から12月は比較的空いているため、割安な価格で工事できる可能性が高くなります。

また、見積もりを複数取ることで、適正価格の把握と追加工事の必要性をチェックできます。目安となる数としては3~4社ほどが良いでしょう。

2.工事範囲の最適化

追加工事を減らすことで、大幅なコスト削減が可能です。
たとえば、間仕切りの位置をわずか30cm変えるだけで、コンセントの増設工事(1か所あたり1〜2万円)が不要になることも。

また、既存の照明の位置に合わせて仕切り位置を決めることで、照明器具の追加(工事込みで3〜5万円)を避けられます。

3.材質の選択

必要以上の性能を求めすぎないことも、コスト管理の重要なポイントです。たとえば、小学生同士の兄弟姉妹の場合、通常の会話や音楽程度なら標準的な防音性能(遮音等級D-20程度)で十分なことが多く、より高い防音性能を求めると工事費が1.5〜2倍に跳ね上がることも。また、将来的な模様替えに備えて、可動式や解体が容易な素材を選ぶことで、将来的なコストダウンにもつながります。

これらの工夫を組み合わせることで、標準的な工事費から2〜3割ほどの削減が期待できます。ただし、あまりに安価な材料や工法を選ぶと、耐久性や使い勝手に影響が出る可能性もあるため、バランスの取れた選択を心がけましょう。

よくある疑問と回答

Q1. DIYは可能?
A. 可動式パーテーションなら可能ですが、固定式は専門業者への依頼をお勧めします。

Q2. 工事期間中の生活は?
A. 仕切り方法によって半日〜3日程度。週末工事での対応も可能です。

Q3. 賃貸でもできる?
A. 可動式やアコーディオンなら、大家さんの許可を得られれば対応可能です。

失敗しないためのチェックポイント

採光・通風への影響を確認 エアコンの効きを考慮

窓からの採光や風通しは、快適な子供部屋には欠かせない要素です。間仕切りの高さや位置によっては、片方の部屋が暗くなったり、風通しが悪くなったりすることも。

特に夏場は要注意で、エアコンの風が届きにくい配置だと室温差が生まれ、電気代の上昇にもつながります。間仕切り上部に通気口を設けたり、扇風機を効果的に配置できる余地を残すなどの工夫がポイントです。

コンセントの配置・増設の必要性

現代の子供部屋には、学習用デスクライトやパソコン、スマートフォンの充電など、複数の電源が必要です。分割後の両空間で必要なコンセント数を考慮し、足りない場合は増設工事を検討しましょう。

特に、スマートフォンは就寝時に手元で充電したい場合が多いため、ベッド配置予定場所の近くにコンセントがあるかどうかも重要なチェックポイントです。

収納スペースへのアクセス

クローゼットやワードローブへのアクセスが、間仕切り後も両方の子供にとって使いやすい動線になっているかを確認します。収納家具の開閉スペースや、収納スペースまでの経路が確保できているかもチェック。

必要に応じて、新たな収納家具の設置や、既存収納の扉の向きを変更することも検討しましょう。

将来的な可変性の確保

子供の成長に合わせて、部屋の使い方は変化します。小学生の時は一緒の部屋で問題なくても、中学生になれば個室を望むようになるかもしれません。

逆に、一人が進学で下宿する場合は、また一つの部屋として使いたくなることも。このような将来の変化に柔軟に対応できるよう、可動式の間仕切りを選んだり、固定式でも将来の撤去を考慮した工法を選択したりすることをお勧めします。

おわりに

子供部屋の仕切りは、お子様の年齢や生活スタイル、予算に応じて最適な方法を選択することが重要です。施工業者との打ち合わせの際は、この記事のチェックポイントを参考に、具体的な相談をされることをお勧めします。

【参考情報】
※記載の費用は全国平均の目安です(2024年11月時点)
※地域や工事内容により変動する可能性があります
※見積もり取得の際は、工事範囲と仕様を明確にお伝えください

この内容を参考に、ご家庭の状況に合わせた仕切り方法の検討をされることをお勧めします。
より詳しい情報や具体的な事例が必要な場合は、専門業者への相談をご検討ください。


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